2008年1月29日火曜日

12月21日の続き

映画《ラウンド・ミッドナイト》の事を書きかけたままにしてたので、今日はつづきを。
落ちぶれたアル中サックス奏者と、妻に逃げられたジャズ好きのデザイナーの交流をメインに、1960年前後のパリ・ニューヨークを舞台に描かれたヒューマンドラマ。
たしか公開当時の監督のコメントは「これはJAZZ映画ではなくジャズミュージシャンを主人公にしたドラマです」的なものだったと思う。
監督はベルトラン・タベルニエって人(語呂がいいので憶えている・でも他の作品は聞いた事ない)。
音楽はピアニストのハービー・ハンコック。本篇にもミュージシャン役で出演。
主演のデクスター・ゴードン(ビーパップの名テナー)の演技は本職顔負けだし、ほか多数のミュージシャンもそれぞれに味のある役で、「ゲスト出演の興ざめ演技」は皆無。

アル中のためニューヨークでの仕事を失い、パリに行ったデイル。そこで往年のデイルのファンだった男と偶然の出会い。男はデイルのマネージャーからリハビリを条件に身元を引き受ける。デイルに再び昔のような音を取り戻して欲しい男は親身に世話をする。彼には小学生の娘がいるが、娘とデイルもだんだん打ち解けて、まるで家族のような絆ができていくのだった。
デイルの『音』もキレとコクが戻り、ミュージシャン仲間からの信頼も回復していく。
いよいよニューヨークに凱旋。復帰コンサートは大好評。
しかし長年のアルコール・ドラッグで蝕まれた体は・・・・・

オープニングテーマはボビー・マクファーリン(ドンウォーリー・ビーハッピーの人)がヴォーカル。
とにかく画がきれい。さすがフランス映画(どうも配給はアメリカらしい)。
音楽がすばらしい。チョーJAZZMEN。

オイラはこの映画劇場公開時(1987年)に偶然(!)観て、ビデオが出て即買い。以来一年おきくらいに観てしまう、大好きな映画のひとつ。

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