スローバラード

まだ１０代の頃（若かりし紅丸の美少年時代）、ロック少年だったオイラはいつものごとく勉強そっちのけでテレビを見ていたのさ。そこにはデビッドボウイ風の化粧をして髪を逆立たせたサルがシャウトしていたんだ。
RCサクセションとオイラの初めての遭遇だったのさ。曲名は「ステップ」。
翌日レコード屋さんに行ったけどキヨシローくんは店に無かったよ。
たぶん初回プレス数が少なく大店舗にしか置いてなかったんだろうな。そんなことは知る由もないオイラは新曲発売まで待っちゃったよ。それが「雨上がりの夜空に」だ。
コレですっかりRCにイカレたぜ。（後日知った話だが、当時のギターの銀次はなんと兄の同級生だった）
アルバム出ないかな？なんて思ってたら、あったんだな「シングルマン」。
青山と吉祥寺の２店舗のみで販売、限定５００枚（だったと思う）。
手に入れたよ、モチロン。あの旅芸人風のジャケ写もカッコよく見えた、あの頃は。
早速学校に持って行って友達に貸したさ。RCのこと、多くのヤツが知らなかったけど好評だった。
そうさ、オイラはRCの伝道師になるのさ、ってな気分だ。
その後、車の免許を取っても「シングルマン」のカセットはよく聴いたなぁ。
トランクルームには毛布も積んでたりして。でも結局、駐車場の車の中で夜を明かしたことなんて無いまま今に至った。
（山の中とかのクルマの中でなら寝たことたくさんある）
これからでも遅くは無いかな（完全に不審者だ）、どしぼぢゃセマイかな。
でも
あいしてま～～す。